フランス料理=美味しいけど、カロリーが高くて太りそう。
と、思っていませんか?
フランス料理といっても、さまざまなスタイルがあります。
この記事では、『美味しくて、健康的で、太らない』地中海式食事法について紹介していきたいと思います。
地中海式食事法
地中海式食事法について
英語では『Mediterranean Diet』と呼ばれています。
『Diet』とついていますが、日本人が連想する『痩せるためのカロリー制限』と言う意味ではなく、地中海地方に住む人々の伝統的な『食事スタイル』と言う意味です。
2010年、ユネスコは地中海式食事法を世界文化遺産に認定しており、
オリーブオイルやワインに代表される地中海地方の伝統的な食文化
という文化的な側面だけではなく、
病気の予防などの健康に対する効果
が科学的に証明されていて、世界的にも高く評価されています。
このピラミッド図は、地中海式食事法の健康的なライフスタイルのお手本を表しています。
地中海式食事法には「これは食べてはダメ!」というものはありません。
食べる頻度に気をつけていれば、食べたいものを食べて、食事を楽しんでいいのです。
5つの特徴
地中海式食事法には次の5つの特徴があります。
- 油はエキストラバージンオリーブオイルを使う。
- 乳製品・季節の野菜・果物・豆類・ナッツ類を毎日食べる。
- 炭水化物は食べ過ぎに注意。なるべく精製されていないものを。
- 肉類を控えめにして、魚介類を習慣的に食べる。
- ワインは食事中に適量を飲む。
油はエキストラバージンオリーブオイルを使う。
地中海式の食生活の中でオリーブオイルは主な脂肪源です。
『脂肪』というと「あまり食べないほうがいいのかな?」と思いますが、体にとってとても重要な働きをしてくれています。
身体によい脂肪は積極的に摂りましょう。
季節の野菜・果物・乳製品・豆類・ナッツ類を毎日食べる。
・野菜や果物は、
ビタミン・ミネラルなどの価値の高い栄養素や、食物繊維、ポリフェノールに代表される抗酸化物質を多く含んでいます。
なるべく旬のもの、精製・加工されていないものを選びましょう。
・乳製品は、
重要なタンパク源、カルシウム源です。
特に、乳酸菌を含むヨーグルトを毎日摂ることで腸内環境を健康に保ってくれます。
・豆類は、
脂肪分が少なく、食物繊維が豊富なので、植物性タンパク質としておすすめです。
・ナッツ類は、
ビタミン・ミネラルが豊富に含まれていて、脂肪分も良質です。
料理に独特の風味と歯応えをプラスしてくれるのでアクセントとして適度に楽しみましょう。
炭水化物は食べ過ぎに注意。なるべく精製されていないものを。
現代人の肥満は、主に糖質や脂質の摂りすぎによって起こると言われています。食べ過ぎには注意です。
また、穀物はなるべく精製されていないもの(玄米や全粒粉)を食べるように心がけましょう。
私たちがふだん食べている、白米や白いパンは健康にとって大事な栄養素であるミネラル・食物繊維が取り除かれてしまっています。
肉類を控えめにして、魚介類を習慣的に食べる。
魚介類は重要なタンパク源であるだけでなく、健康に役立つ必須脂肪酸である「オメガ3脂肪酸」が多く含まれています。
牛肉などの動物性タンパク質は、体にあまり良くない脂肪を多く含むので控えめに。なるべく脂肪の少ない赤身肉がおすすめです。
ワインは食事中に適量を飲む。
適量の飲酒は健康に役立ちます。
ワイン、特に赤ワインは抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれており、さまざまな健康効果があります。
食事をとりながら、ほどほどに飲むことが大切です。
メリット
地中海式食事法を取り入れれば、
- 食事をおいしく楽しみながら、
- バランスよく栄養をとって健康な体づくりにつながり、
- さまざまな病気の予防にもなる!
#食の知識#地中海式食事法
参照:「美味しくて健康的で太らないダイエットなら地中海式」